よれよれのヒーロー

今週はじめ、三歳児の飼育ケースの土からモゾモゾ…立派なオスのカブトムシが出てきました。脚の力がとても強いので掴まれると痛いです。みんな興味はあるけど怖いんですね。近づけると逃げていきます。「ツノを持てば、ほら、だいじょうぶやで」持てる子が増えているようです。二階からは夕涼み会に向けた太鼓の音。季節は夏へ、一気に加速していきます。

じつは四ヶ月前から合気道に通っています。自衛官志望を宣言した次男、このヒョロヒョロではあかんやろ、と道場に見学にいきました。「お父さんも一緒にどうですか」って誘われて、私まで入門してしまいました。武道といっても戦うわけでなく、約束稽古で先生のお手本を真似て技を掛け合うのです。手順というか、身体の動かし方を覚えるのが大前提です。右足?左足?交差?パニックになりそう―。

50年前の話ですが、保育園のとき、折り紙が大のニガテでした。立体を把握するのが不得意なのです。「ツルをおりましょう」と山折り、谷折り、袋折り…手順どおりにやろうとしても、次第に得体の知れないものになっていました。シワクチャになった折り紙を前に、いつも残されて、折り紙ができないだけで、なんでこんな目にあうの…涙にくれたものでした。合気道も立体所作の積み重ねですから、苦労するのは当然です。自分でもよくわかっています。 

「ああ、きっと向いていないわ」DVDを観て練習している私の背後からグサッと妻が言い放ちます。それでも、合気道の坂、少しずつでも登ってやる…もがいています。一方の息子は19歳。どんどん吸収、上達しています。彼の目に、オヤジのモタモタのチャレンジはどう映っているでしょうか。

子どもの頃の親、とくにお父親はビッグな存在でしたね。何でも知っていて何でもできる、カックヨク見えましたね。ところが自分の成長につれて、万能ではないと知って、意見対立したり、むしろダサイと思ったり、やがて背中が小さく見えたりします。それらを含めて人生の先輩として受け入れ、目指すようになるのは、自身が親になってからかも。時間が必要ですね。

園児にとってのお父さん、いまは間違いなく、オーラがあります。お仕事は忙しいでしょう、疲れているでしょう、それでも、あえて言います。ヒーローになるのは、今でしょ。職場と家の往復とスマホいじりにゲームだけなんて、つまらない。やるときはやる。パパはおもしろい、走ると速い、サッカーうまい、お友だちがいっぱいだ。保育園の先生とも仲良しだぞ。なんでもいいんです。とりあえず、こんなオトナになりたい!って、お子さんに、思ってもらいましょう。夕涼み会も、活躍のチャンスです。

スティーブン・セガールさん七段。杉良太郎さん五段。由美かおるさん四段。高倉健さん三段。元AKB48の秋元才加さんが二段…そして私、五級(笑)。でも、二ヶ月でウエストが5cm!縮みました。どうです?合気道に興味があったら、私に声をかけてください。

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