二葉保育園について

保育園は「縁側」。　

むかしの家には「縁側」がありました。玄関からお座敷にお通しする「お客様」ではなくて、普段から気楽にお付き合いしている人が、ちょっと立ち寄って、お茶を飲んでいる。そこに通りかかった人も、ちょっとここに座って…文字通り、「ご縁」を結ぶ場所です。
 
ここ「二葉」はごくふつうのちいさな保育園です。どなたが来られても「ほっとする」「あったかい」子どもたちが「人懐こい」とおっしゃいます。幼いときに人からやさしくされた経験が、その子をやさしい人に育てくれる。二葉は縁側のようにゆるやかに、おだやかに、子どもを守り育てる大人の輪を大切にしています。

 二葉保育園は、子どもを中心に、人がご縁を結び、ご縁を広げる「縁側のような保育園」でありたいと願っています。

「ひとりひとりが宇宙にひとつ」

自分自身が、宇宙でひとつのかけがえのない存在であること、そして他のみんなも等しく尊い存在であることを伝えていきます。みんなが個性を発揮し、ともに尊重しあえる環境をめざしています。

「みんな違って　みんなが一緒」

一人で好きに過ごしたい…でも自分ひとりでは生きていけない…人は個別的かつ社会的な存在です。自分の考えをしっかりもち、表現すること《私は私》と、他の人の意見を受け入れたり、周囲の状況をわきまえて行動する《みんなの中の私》。「私」の二つの側面のバランスが自然に身についていくことが、真の主体性を育むことにつながります。一人ひとりを大切にしつつ、集団のよさを生かして保育します。

過去・現在・未来といいます。過去現在未来はあるものと思いこんでいますが、ほんとうにあるのは「現在・今」だけですよね。

毎日、当たり前のようにすごしている家族の生活。でも、この無限の宇宙の中で、親と出会い、配偶者と出会い、わが子という小さな命と出会えたことは不思議としかいいようのない、すばらしい出来事なのです。

忙しい、忙しい、って「予定」「スケジュール」つまり、未来ばかりを生きる大人。あっという間に時が過ぎていきます。

今日、お子さんとどれだけ話しましたか。どれだけ温もりを感じましたか。お子さんが「お父さん！」「お母さん！」と身も心もすべてを任せてきてくれるのは今です。

子育てをはじめたお父さん、お母さんが最初に出会うパートナーが保育園。いっしょに、楽しく、子育てしましょう。お子さんと｢今」を大切に過ごしていたら、いつしか、自分自身も育っていたことに気づくはずです。