バイクにのった観音さま

やってまった!福井弁でいうと「やってんた」です。

りじちょうせんせい、おまわりさんにつかまった話、お子さんからもお聞き及びでしょうか。

五月ののどかな昼下がり、下新庄あたりの県道のバイパスを車で走っていたら、後ろから赤色灯をつけた白バイがついてきます。「おれじゃないよな、なんにもやってないし」スピードダウンしても、あれ?追い越さない…「おそれいりま~す!左に寄せてちょっと止まっていただけますか」マイクの声。え?はいはい、とりあえず、止まりましょう。小柄な女性のおまわりさん。でっかい白バイに乗るんだ…。「あの、なにか?」「はい、すみません、さきほどの交差点、一時停止をされていなかったようなので」あ、そういえば、止まったような気がするけど、止まらなかったような…左右からクルマがまったく来ていなかったのは、はっきり覚えていました。「免許証…あ、ゴールドでいらっしゃいますね。見ておりましたら、お車がカックン、ってなって完全に停止されていなかったようでしたので、これからは確実に停止をお願いします」やさしい。もしかして、口頭注意だけで済むかな…お姉さん、手袋を脱ぎはじめました。ああ、アウトだ…。「もうしわけありませんが、2点と反則金が7千円ということになります」すみませんでした。これから気をつけます。

隣の工事現場の人が「やられたんけ?あそこやろ…」って、網にかかった魚ですか。

まさに、やってまった。じつに、23年ぶりの違反です。金色免許証と優良講習とも当分お別れ。「罰金4千円って、いちばん軽いやつですよ」「私も先日やられたよ」とか、いっぱい、なぐさめてもらいましたが、なんだかんだ言ってもきちんと止まらなかった私が悪いのです。「初心に帰って安全運転しなさい」という白バイの観音さまのお告げだと、思うことにします。

愚痴じゃないけど「クルマも人も来ていない交差点での微妙な一時不停止」より、イケナイ違反があると思います。お散歩の行き帰り、保育園前の横断歩道。かわいい園児たちが道路を渡ろうとしているのに、減速すらせず、ブーーン!と涼しい顔をしてアクセルを踏んでいくドライバーがなんと多いことか。横断歩道近くに歩行者がいたら徐行。横断しようとしていたら無条件で止まらないといけないのです。じつに9割のクルマが横断歩道で止まらないそうです。とくに、福井はマナーが悪い気がします。「横断歩行者等妨害等」違反で、点数は2点で、反則金は9千円です。

みなさん、たくさんの中学生が待っている横断歩道を平気で通過していませんか?私は必ず止まります。ときには対向車にパッシングして停止を促します。あまりにヒドイときには下りて止めます。考えてみれば中学生はあと数年でドライバーです。私たちが手本を示さないと、クルマが威張る悪循環は止まりません。観音さまのバチが当たるぐらいならいいですが、重大な事故を起したら職場の家庭も、すべてを失います。歩行者最優先、安全運転を心がけましょう。

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