ボウズのボウズがボウズになった

この子が!あの子も!保育園で涼しげな坊主頭が目立ちます。ひときわ暑いこの夏にはピッタリ。シャンプーもチョチョイで終わりますからね-。

私たちの中学生時代は「中学生らしく」という理屈で強制丸刈りでした。六年生の三学期には、クラスの仲間が次々と丸刈りになっていき、長髪はどんどん肩身が狭くなります。踏ん切りがつかない中、「いっしょにいこっさ」親友に誘われて散髪屋さんで刈ってもらいました。意外とスッキリ、気持ちいい~。ただ、次に髪を伸ばすときには高校生、もう大人なんだ…と思うと、なんだか悲しくもありました。子ども時代は終わり、これからは半分大人…心の節目という点で、丸刈りの効果はあったのかもしれません。今でも「丸刈り校則」は九州の一部に残っているみたいです。

次男が三歳のときです。なんじゃこりゃ~?自分で勝手に髪にハサミを入れていました。オデコの上に伸びる真っ直ぐの地肌。「ウルトラマンになりたい…」その頃は毎日、ウルトラマンの服を着て保育園に行っていたのです。やむなく丸刈りにしました。スジが残る頭をなでながら鏡を覗いてニヤケています。自分がウルトラマンに見えたのでしょうか。ついでに三男も坊主頭に。クリクリ頭の兄弟は、買い物で、公園で、いろんなところで不思議と女性たちの熱い視線を浴びるのでした。

沖縄で修学旅行の女子高校生の集団に囲まれ、「キャ~ッ、かわい~」「マルコメちゃ~ん」とモテモテ。後ろで長男の手を引いていた私は、〔ちなみに、その父ですー〕みたいに登場。「抱っこしてもいいですか~」「あっ、いいよぉ、どうぞ…」。背後には妻の冷ややかな視線が-。

動物には丸くて小さなものを攻撃しないで保護する本能があるそうです。人はもちろん、ニワトリも犬も猫も、幼いときはみんな、小さくて丸い。自然の智恵なのですね。小さな子の坊主頭はまさに「丸くて小さい」ど真ん中、ストライクなのです。逆にオジサンの坊主頭がミョーにイカツイのはなぜでしょう。私もボーズにしてもいいと思いつつ、タイミングが難しいです。

「土食って、虫食って、渋~い」昔の人にはツバメの鳴き声がこう聞こえたそうです。親しみがこもっていますね。毎朝、<ふたばキッズ>の看板を見上げるのが日課になっていたみなさん、ツバメの巣が空っぽになったのをお気づきでしょう。先週末に、ヒナが巣立ったのです。

4羽のヒナは親子見分けかつかないぐらいに成長していました。体の三分の一しか巣に収まりません。それでも、「キー」「キー」と口を開けてエサをねだります。まるで人間界のニート? いかにも不釣合いです。

水曜日ごろから親がエサを運ぶ回数が極端に減り、近くにとまってジーッと見ているようになりました。子が空腹に耐えかねて飛び立つのを期待しているようです。金曜日は巣から飛び立ったり、また戻ったり…半日ぐらい繰り返しました。小さな巣に横向きでしがみつくようにしています。夕方、親鳥の姿がみえません。親は覚悟をきめたようです。そして土曜日の巣立ち。でも、調べてみて、巣立ち=独り立ちではないと知りました。親について飛び方やエサの捕り方を習っているそうです。

夫婦が協力して、与えるべきときに与え、離すべきときに離し、教えるべきときに教えるツバメの子育て。人間の私の子育ては、与えるべきときに与えず、離すべきときに離さず、教えるべきときに教えていない…ことが多いような気がします。

はるかに危険で不便だった大昔から連綿と続いてきた人類の育児が、便利で快適な今、難しいのはなぜでしょう。進化するほど人は子育てが下手になる…とは思いたくないですね。

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