かたぐるましーて!

今朝も濃霧。ずいぶん冷え込むようになりました。寒いとマスクでメガネが曇るのでちょっと不便。季節は当たり前にすすむのに、人の活動はなかなか。菊人形は開催しているものの、会場は閑散としています。平日は遊具が動かず、子どもたちの遠足もなし。かわいいお弁当を見せ合う微笑ましい園児の姿が見られないのは残念なことです。

アストロファイター45歳、モノレール44歳、観覧車42歳、バイキング34歳。子どもの頃、乗った思い出があるでしょう。老朽化した遊具の更新がきまりました。来年は菊人形70周年、まずアストロファイターが新しくなるそうです。楽しみですね。

かたぐるまし-て!一日何回いわれることか。「たかーい!」お部屋で一番高い位置から見下ろす優越感か、「あっちいって」「こっちいって」象使いの気分なのか、小柄な私の肩でもじゅうぶん喜んでくれます。一人の子につかまると、二人、三人、四人…列ができます。そこにシナーッと割り込む子。「あかんよ、並んでるんやで!」「ボクもやりたいの!」「後ろにいきねや!」「いぃぃぃやっ!」じゃ、ジャンケン、ポン!互いに後出ししまくって、勝負がつかない…私の肩をめぐり、このようなやりとりが展開されます。割り込む子がいるからこそ、起きるカオスですね。もっとも、賢い?女の子は、「いいよ、先にやんね」って順番を譲っておいて、あとからたっぷり自分の時間を確保するんですけどね。まるでおとな社会みたいな駆け引きもいいかな、と思って眺めています。

大好きな場所に大好きな人がいる。幼児教育だのなんだの言う以前の、人が育つ道筋の基本中の基本です。かたぐるまして!ひこーきして!って言ってくる子どもたちの無条件、絶対的な信頼を一つ一つ、大切に受け止めています。

「あ、鯖江のおじいちゃんのにおいだ~」肩にのった子にいわれました。大好きなおじいちゃんの…親しみを込めて言ってくれたのです。かるーくショックですが、妻にはかなりウケました。そうですね、「園長先生のゆうえんち」は、まもなく56歳。菊人形の遊具よりかなり古いです(笑)。日々のメンテナンスを怠らないようにします。

毎日何回も十数キロのウェイトを持ち上げる筋トレをしているようなものなので、胸や腕まわりが若い頃と変わりません。最近、体型に合う長袖の服がなかなかありません。ユニク○のМサイズはピッチピチ。ゆったりアロハで過ごせる夏が恋しいのです。

この秋、ふたりの先生が人生の新たなスタートラインに立ちました。二葉の保護者の皆さんのように、互いの違いを認めあって、温かい素敵な家庭を築くことを願っています。先輩方、ご指導よろしくお願いします。

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