右?左?

私は半そで。園児も半そで。桜が散ったと思ったら、もう夏の陽気です。本山の法要を終えて安堵しています。稚児行列は暑くて少々大変だったかもしれませんが、きらびやかな衣装を身にまとった可愛い姿、気が早いですが、将来の結婚式のスライドショーに最適だと思います。パソコンのデータは消えてしまうことがあるので、大切な画像は必ず写真にプリントしておきましょうね。夕方にはすみれ組のみんながお祝いの歌とダンスを披露してくれました。嬉しかったです。とてもなごやかなひと時でした。

法要の「主役」だった私。週明けに「な、なんだ、この重さ…」これまで経験したことのないような凄まじい肩こりと疲労がのしかかってきました。山登りの心地よい疲れとはあきらかに違います。でも、保育園にきて子どもたちのいつも通りの笑顔を見たら、元気がわいてきました。

新年度がはじまって一ヶ月。新入園の子たちにも好きなお友だち、先生、場所や遊びができて、笑顔が増えてきました。私も「お友だち」になるべく、見かけるたびに、ツンツン、コチョコチョ、タカイタカイ…って、ちっちゃなハートをノックし続けています。あと一息で、みんなに◎をもらえるかな…。

玄関を出て右は門扉、左は園庭。お子さんが保育園に慣れると、お迎えのときにちょっと困ったことが起きます。買い物やお料理の段取り…忙しい日に限ってお子さんが、左に猛ダッシュ。園庭で自由に遊ぶのが楽しみなのです。「ちょっと待って!今日はお姉ちゃんのピアノがあるんやって!」オトナの事情を理解してくれるはずもなく、「遊ぶ!」の一点張り。思いが違って怒り出したり泣き出したり。なだめすかして帰るまで、ひと苦労。お仕事で疲れているのに「遊ぶ!」「帰る!」のやりとりは、結構、シンドイものです。「雨の日は助かるわー」というお母さんの気持ち、よくわかります。

それでもどうか、お子さんの表情や言葉から、思いを察して、園庭あそびにつきあったり、つきあわなかったり、してみてください。考えてみれば、三十数年?の人生を重ねてきた大のオトナ相手に、生まれて三年やそこらの幼い命が、全力で自分の思いをぶつけてくるのです。いじらしいというか、大したものだと思いませんか。ベテランのお母さんは「時計の針が6まで」「ブランコ10回」とかお約束しています。また、どうしてもダメな日はキチンと理由を伝えて、毅然とダメ!と言っています。そのかわり、遊んでもいい日はとことんつきあっています。

人間は、自分の思いだけでは生きていません。親子、兄弟、夫婦、友人、同僚…自分の思いと他の人の思いの間を、押したり引いたりして、生活しています。そして、その営みは生涯、続きます。園庭での「面倒な」やりとりもその一つかも。こうした経験を積み重ねて、いろんな人と思いをキャッチボールする力を身につけることは、大切なのではないでしょうか。

もう私はお寺にこもって、子どもたちと遊ばなくなるのでは?なんて、心配はご無用です。私がお手本としている祖父(初代園長)は「園児と衣を着たまま相撲をとった管長さん」だったと語り草になっています。夕方、時間があれば園庭をうろうろしています。声をかけてください。

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