ターボ?
日中はジリジリと暑く感じられるようになりました。節電の夏、我が家でもグリーンカーテンーンカーテン作戦を発動しました。屋根からネットを吊って、ベランダにゴーヤのプランターを五つ。つるが1メートル以上になりました。昨日あたりから花が咲き、ちいさなゴーヤが出来始めました。「きらいなのに…」息子たちはたわわに実るゴーヤを想像して、今から戦々恐々です。
4月に本山で大法要がありましたが、それに関連して、会食の機会がすごく増えました。私とコミュニケーションを取りたい人はたくさんいます。その人にとっては1回の食事でも、私にしてみれば週に4、5回になることも。あっという間に体重が2キロ増えてしまいました。トホホ。これではイカン!と、二年ぶりに日野山(795m)に登りました。ブランクは予想以上に大きく、ちょっと歩くと息が切れ、体重を支えきれず、手が勝手にロープを掴みます。山頂まで1時間半。こんなにシンドイ登山は初めてでした。
以来、週一回は登っています。二ヶ月ほど続けて、辛いことには変わりませんが、明らかに軽くなりました。息を吸うためではなく、木々の緑や眼下に広がる景色を楽しむために立ち止まる余裕も生まれています。途中に出会う常連さんとも顔なじみになりました。犬もいっしょに上がってくるのですね。「今日は早いねえ、がんばれよ!」ベテランから励ましていただいて恐縮です。キリッとして、シッポがピン!いかにも利口そうなワンチャン。近所でも犬を飼う家が増えました。ただ、やたら吠えて主をひっぱって歩く犬もいます。駄犬にするも名犬にするも飼い方ひとつ。愛情と甘やかしが違うのは、子育てといっしょかな。
体力に少々自信を取り戻した私、一日中プラモデルをしている次男に「トレーニングにいくぞ!」と連れ出しました。高速道のトンネルの排気塔の脇を通ったら、本格的な登山道です。「無理しないで、自分のペースをとりながらなっ!」張り切りすぎると、後でバテるから…。ん…?あれ?れ?前を歩く息子との間隔が開こうとしまます。きっと、気のせいです。ちょっとペースを上げれば、ほら、また一緒…。でも、ちょっと早くない?息が荒くなってきました。いよいよ坂が急になってきました。相変わらず、ぐい、ぐい、と小さな体で登っていく息子。おまえは、ミラターボか~?こりゃ、きつい。ついに、先を行ってはちょこんと岩に座って余裕で私を待つ展開に。恐るべし、現役中学生。ヒコヒコになって登ってきた私に、「ねえねえ、ウクライナにはロシアの飛び地がたくさんあるらしいよ」頼むから、普通の会話をせんといてくれ~。この状況で。
♪パパー、パパー、大好きな、おとーさん…って、歌で始まった親子わくわく教室。参加された3歳以上児のお父さん、お母さん、いかがでしたか。日ごろの運動不足がプレッシャーになっていたのか、開会式ではドヨ~ンと憂鬱そうなお顔をしていた皆さんも、わが子と遊び始めたら、みるみるうちに明るい弾ける笑顔に。次のゲームはなんだろう?わくわくしてきますね。親子シッポとりや騎馬戦で本気になっているお父さん、ステキでした。私が現役の親として参加したのは6年も前です。楽しかったなぁ。皆さんは今がまさに親子のベストシーズン。この夏も、お子さんと一緒に、いっぱい汗をかきましょうね。
ロケット バイキング ダンゴムシ きのぼり…みんなが大好きな園長の体を使った遊びのメニューです。跳んだり、回ったり、よじ登ったり…園長生活十数年、園児と遊ぶなかで偶然生まれ、誰からともなく名づけられ、続いてきました。三男坊は「園長先生の遊園地」といいます。私自身には「遊んであげる」という感覚は全くありません。ドキドキしたり、ビックリしたり、ヒヤァッとしたり、子供が瞬間に見せる表情の輝きがたまらなく好きです。私も遊んでいるのですね。実は、ひそかに…担任たちはライバルだ、と思っています。まだまだ若い者には負けないぞ。これからも気力と体力を充実して…明日も晴天だし、山に登りますよ。もちろん、一人でね。