しょうぼうしになる!
「ハレ」が儀礼や祭などの非日常を、「ケ」が普段の生活である日常を表すといわれますが、お茶会、のゑ女、報恩講お参りと11月はハレの場が続きました。いつも境内で元気に遊んでいる子たちがきちんとお参りしている姿、みなさん感心しておられました。二葉の子はハレとケ、だんだんとふさわしい振る舞いができるようになります。
本山の一週間の報恩講が終わって単身、山形県鶴岡市の母の実家に行ってきました。12月1日の朝、法螺貝(ほらがい)を鳴らして山伏(やまぶし)たちが実家にやってきました。「じごくのそうべえ」に出てくるあの山伏です。「松の勧進」。百日間精進潔斎(しょうじんけっさい)している松(まつ)聖(のひじり)が山伏を従えて街を勧進してまわる初冬の風物詩です。聖さんは剃刀を当ててはいけないので髭はぼうぼう。爪はやすりで削ります。座敷の祭壇で祈祷、なかなかの迫力でした。新幹線も高速道路も通じていない庄内地方ですが、宗教や食など独自の文化が発展してきました。おいしい地産地消のレストランやラーメン屋さんもあります。昔、夏休みのたびに食べたラーメン、今でも同じ味でした。なつかしい思い出いっぱいの旅行でした。
すみれ・ひまわり組で消防署見学。放水体験をたっぷりさせてくれました。ひまわり組はやさしいお姉さん隊員、すみれ組はかっこいいお兄さん隊員。いくよー!栓をひねるとホースがふくらんで…きたきたきたっ!ザーッ!すごい勢い。これでも本番の1/10の圧力。素人が抱えると吹き飛ぶぐらいだそうです。訓練ではおサルさんみたいにロープで腕の力だけで登ったり、渡ったりするんだよ。スマホで動画を見せてくれました。すごーい!お兄さん、かっこいい!腕を触って「キンニク!」消防士さんが足りなくて困っているんだ、消防士になる?「はーい!」みんなの手があがりました。「明日、保育園に願書もっていきますね(笑)」。人を助ける尊いお仕事、警察官も自衛官も志願者が減っているのは心配です。
「火事だー!」給食最中に突然の大声、びっくりするひまわり組さん。給食室から出火した想定で緊迫の避難訓練をしました。裸足で園庭に集合。初期消火に成功、1分30秒でみんな「無事」避難できました。香港の火事では火の恐ろしさ、防災対策の大切さを再認識しました。今後もさまざまな想定で訓練をしていきます。
銀杏の葉もすっかり落ちて、御堂前では雪割りの組み立て。縁の下に保管していた部材を組み立てて何十トンの落雪に耐える通路を確保します。いよいよ雪マーク…。屋根まで積もってほしい子ども、雪がいらない大人。どっちの気持ちもわかります。雪遊びできるぐらい、ほどほどがいいです。

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