最高到達点
夏はいつまで居座るの?例年になく残暑厳しい9月。お彼岸が過ぎてやっと朝夕が過ごしやすくなりました。心なしか虫の声も元気になったようです。
スマートウォッチと骨伝導イヤホンを妻からプレゼントされてからまる二年。走るのが習慣になりました。東運動公園が起点ですが、夕方、小学生の親子をよく見かけます。ランニング、サッカー、キャッチボール…たいてい卒園児。「がんばってるね」「先生もがんばって」ステキな親子関係に保育園が少しは寄与したかな、と思ったりもします。
園庭では連日、薄暗くなるまで竹馬が行き交っています。玄関で「絆創膏くださ~い」とお母さん。力が入るので足の指の皮がむけます。がんばった勲章ですね。「そう、そう、いいよ、もっと前に」くじけそうになるわが子を励ましています。ちょっとしたキッカケで「いち、に、さん…」おお!次の日には「十、十一、十二…」三日後には「数えててや!」「九十九、百、百一!」 やったね。すごいね!
「啐啄同時」(そったくどうじ)。ヒナ鳥が卵から出ようと中から卵の殻をつつく音「啐」をきいて、すかさず親鳥が外からつついて「啄」殻を破る手助けをする。たかが竹馬、されど竹馬。親子いっしょにがんばって、同志的?いい変化があったかもしれません。
「校長先生や!」運動会、学童さんたちがご来賓でみえた小学校の校長先生に駆け寄ります。みんな、大好きなんですね。先生は次男の恩師でもあります。「うわー、夢の世界みたいですね-」。コロナの影が小さくなって、うれしい!たのしい!なかよし!大きなお家みたいな二葉の雰囲気が完全復活。新幹線滑り台のゲートもワクワク。役員の皆さん、ありがとうございました。
去年は泣いてばかりいた子が満面の笑顔、ノリノリでダンス!高いところから勇気を出してジャンプ!みんな運動会をきっかけにグンと成長して、「最高到達点」を実感されたことでしょう。みんなが金メダルです。すみれ組のリレーで負けて号泣するわが子を抱きしめ、健闘を称えるお父さん、お母さんも、もちろん金メダルです。
春にはたった一人だった0歳児さんが、七人に。ほとんどは卒園児、在園児の弟妹です。そのせいか、馴染むのもはやく、私も受け入れてもらえたみたい。この子たちも五年後には運動会で切磋琢磨すると思うと、保育園はすごいところ、その責任も重大。私も歳をとっていられません。