いろんな色で

おかげさまで、運動会と夕涼み会(あきまつり)の二大行事を同じ月でやってのけるという、ふたば史上空前?の大ワザをやってのけることができました。とくに独創的なピラミッドゲートや楽しいアトラクションを作ってくれた役員さんたち、ありがとうございました。

運動も太鼓も、家族の応援を受けながら新しいことにチャレンジすることで、ぐっと成長する子どもたちです。そういう点では大いに実りの秋なのですが、お散歩などでゆったり秋を味わう機会は少なかったです。これからの貴重なお天気の日は、精一杯、お出かけするでしょう。

たけふ菊人形にもいってきました。記念撮影したら菊の作品展示を見て歩くのですが、いつものように子どもたちは花より団子ならぬ、花より遊具。メリーゴーランドやモノレール、楽しいね。

あたらしい遊具「コウノトリの大空散歩」でちょっとした問題が。身長が目印にとどかない幼児には大人が必ず同乗することになっています。ほとんどの子が該当する四歳児。どーする?「のりたーい!」オトナは担任ふたりと私。けっきょく、三人はコウノトリに乗ったまま、園児が入れ替わることで、全員乗れました。私たちは座りっぱなしで都合4回分、グルグル…。だいたい遊園地の乗り物というのは目が回るもので、さらにペダルをこがないと上昇しないとあって、終わった時には足元がフワフワ。しかも、「バイキングいこー!」って、五歳児。あれは絶叫マシン以外の何物でもありません。私は乗れない子たちとここにいるから、がんばって。愛するクラスの子どもたちのため、勇気を振り絞ってS井先生、乗船。ぐわーん!下から見るとほぼ垂直?歓声あげる子どもたち、かたや顔面蒼白の先生、よくがんばりました。お天気だし、空いていたし、よかったです。 来年こそ、お弁当もっていきたいです。

味真野小学校の創立150周年式典がありました。オープニングはお琴の演奏と越前萬歳。え、あの子もこの子も卒園児!おおっ、すごい、上手!来賓席でいちばん落ち着きがないのは私だったでしょう。ステージ左側には校庭の一本桜をイメージしたカラフルな壁面。児童や先生の手形は虹色。その後ろには「爲和貴」(和をとうとしのなす)の額がかかっています。祖父が揮毫したもので、長年にわたって子どもたちを見守ってきました。「なかよくしよう」という意味です。それがなかなかできない人類、永遠の課題です。いろんな色があっていい。みんな違ってみんなが一緒。わが園の理念もここからきています。

園庭のナツメ、もうほとんど残っていません。秋のあいだ、いっぱい楽しませてくれました。いつもこの時期、感謝の気持ちをこめて、枝打ちします。春になればまたたくさんの新芽を出してくれることでしょう。
気が付けば、一か月したら師走です。