私も、発表会。

ステージの端っこで、まずママをさがす…どこ?あ、いたっ!「ママ~!」ニッコリ。満面の笑みで、何回も手をふりながら登場する子どもたち。去年は中止になってしまった生活発表会、インフルエンザも心配されましたが、ほぼ全員が参加できました。ライト浴びて、お客さんの前に出ることで、かたまってしまった子もいましたが、ご安心ください。ふだんは思いっきり遊んでいます。園児もかわいいけど、さらに、ママやパパのお顔が大好きです。マスクで表情はみえないけど、やさしくあたたかい眼差しから愛情がいっぱい、伝わってきます。ぜひ来年は小さな子から大きな子まで、とおしで観てほしいです。育つ道筋がよーくわかって、おもしろいですよ。

「御銘は…お詰めは…御製は…」発表会の翌日、京都でさるお屋敷のお茶会に夫婦でお招きをいただきました。濃茶、薄茶と続く本格的なお茶会。しかも、どうやら私がお正客!実は学生時代にちょっとだけかじって以来、お茶の知識はほとんどありません。いわば発表会。ドキドキです。ここ一か月ほど、妻が「お茶事入門」「お茶のいただきかた」みたいな本を居間やトイレ、あちこちに置いてお勉強。覚えが悪い私です。年長さんは半年間、立ち方座り方から、みっちりお茶のお稽古をします。大したものです。

さて本番。駅前とは思えない広い敷地に石造りの洋館。「在釜」(ざいふ、と読むんです!)と書かれた紙が貼られた鉄の扉。ギーッと開けると、広い玄関ホール。窓はステンドグラス。うわーっ、ミステリー小説の舞台みたい。緊張する!思い出せ、えーっと…ところが、ご亭主がとても気さくにお話くださるもので、総礼以後はすっかりセリフや所作がフッとんで…。結局、「なんちゃってお正客」でした。次があったら頑張ります。

今年度もあと一か月を残すだけとなりました。4月から今まで、喜怒哀楽、いろんなことがあったでしょうが、振り返ってみたら、育ったなぁ、と、実感されることでしょう。

好きなこと嫌いなこと、トクイなことニガテなこと、あっていいし、機嫌がいい日も悪い日もあっていい、これは大人もいっしょですよ。大切なのは木の幹が太くなるように、お子さんの心がふっくら育つことです。芯はしっかり、でも、包容力がある人っていいですよね。これからも、あたたかく見守ってあげてください。大きな手のひらで包みこむように。

給食

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