そして…だれもいなくなった。

菊花マラソン。ばっちり2カ月練習してきたし、参加者が以前の半分だから、上にいけるかな…ちょっと自信がありました。真ん中あたりのスタート位置に。まわりは大したことなさそうなオッサンばっかり(に見えた)。「よーい…パン!」いくぞ!ん?あれれ??10秒後には誰もいなくなりました。そうです、集団に置いていかれたのです。コロナ禍にもめげず参加したのはホンキのガチ勢。精鋭ばかりでした。競う人がいない、誰も抜けない、抜かれない孤独な5キロ。ながーく感じました。5年前の自分にも1分間ほど負けました。加齢はどうしようもないですが、筋肉痛にならなかったぐらいが練習の成果かな。

翌々日、すみれ組と鬼ケ岳に登りました。親子総勢22名。はじめは緩かった坂も急になっていきます。「ふ~。ちょっと待ってや」置いていかれそうになるお母さん。「がんばって」すれ違う昔の山ガール、山ボーイからあたたかい声がかかります。標高533m、休憩場所がほどよくあるので、実際はそれほどキツクありません。山頂からは武生の街が一望できます。未満児からずっと少人数のクラスだったから、気心が知れた仲間。みんなで食べるお弁当タイム!久しぶり。とっても楽しかったです。難しいのは下山のほう。不規則な登山道、足場を選びながら、慎重に一歩一歩、下りました。頭と体をつかって、時間がかかった子もいましたが、根気よくがんばりました。下山してすぐに鬼ごっこがはじまったみたい。どこからわくの?このエネルギー。

朝いちばん、もみ殻山の煙突から煙がモクモク。「やきいもや!」いつもと違う風景に、登園してきた子のテンションがガラッと変わります。本格的な焼き芋。目の前で燃えるもみ殻、あったかい、目に染みる、くさい…。お昼寝がおわったら「できたよー、おいでー」園庭でホクホクのお芋をいただきました。ちょっとした焼き芋パーティー。あふ、あふ、おいしい!おかわり!五感フル活動で楽しみました。おじいちゃん方、ありがとうございました。

11月にはいったとたん、お店にクリスマスソングが流れました。フライングが早くなっている気がします。お散歩から帰ってきた子が「宝もの」を見せてくれます。ドングリ、まつぼっくり、赤や茶、黄色に色づいた落ち葉。お部屋でリースをつくるのかな。

行事がずれこんだので「おもちゃの感謝祭」がクリスマス前になります。壊れたり、遊ばなくなったおもちゃに「ありがとう」「ごめんね」の気持ちを伝えてお別れをします。サンタさんにもらうおもちゃも、お友だちとして大切に遊んでほしいものです。